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うそうそ
うそうそ うそうそ
畠中 恵 (2006/05/30)
新潮社
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「若だんなって、若だんなだわ、本当に」
「なんだい、それ」
(「うそうそ」)

しゃばけシリーズの新刊です。今までの短編スタイルではなく、まるまる1冊通したお話。
相変わらず可愛くて楽しい! 兄やたちとの絡みが好きな身としては、今回絡みが少なめなのでそこはちょっと残念なのですが、でもやっぱり楽しめてしまうのでした。
というか私、家鳴がいれば7割OKなんだと思う(笑)。

1作目『しゃばけ』が顕著でしたが、このシリーズは時代物の皮をかぶった青春小説だなーと今回つくづく思いました。若だんなの思いもお比女ちゃんの思いも、身に覚えのあることばかり。

だが松之助はその言葉に、苦笑いを浮かべ返事をしない。若だんなは薄く唇を噛んだ。
(なんで……誰も彼も、己一人の思いすら持て余しているんだろう)
 (中略)
(私はここにいる。でも誰かの、何かの、この地の役に立っているんだろうか)
そんな思いは江戸にいるときも抱えていた。考えても答えが見えて来たことがない。
(きっと他の誰も、似たようなのかも……)
だからこそ不安は消えず、どちらに足を踏み出して良いのか分からない。気持ちばかりが溢れる。
(「うそうそ」)

自分さえもコントリールできない、私もそれこそ青春スーツを未だに着用しているようなひとりです(笑)。
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06/18 14:07 | よみもの | CM:0
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